小児矯正治療
主訴
右上永久歯のはえるスペースがない
Before

After

Before

After

問題点
今回は、右上6番が前方に移動したことにより、右上5番のはえるスペースが不足していた症例です。
大臼歯の後方移動を目的としたペンデュラムと呼ばれる特殊な装置を使用して、右上5番を歯列に取り込みました。成人矯正では抜歯となってしまうケースでも、このように小児のうちに矯正治療を開始することで、抜歯を回避できる場合があります。
大臼歯の後方移動には年齢や永久歯の萌出状況といったタイミングが重要ですので、矯正歯科専門クリニックへご相談ください。
本症例は小児矯正であり、あごの成長コントロールや不正な習癖除去を主とした治療ですので、まだ噛み合わせが不安定です。そのため、小児矯正を終えた後は成人矯正へ移行し、きれいな噛み合わせを作っていきます。
診断名
- 叢生を伴う上顎前突
- 右上6番近心転位
- 右上5番埋伏
治療計画
- ペンデュラム、セクショナルアーチ
治療経過
Treatment①

Treatment②

治療費用
治療費 | 440,000円 |
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処置料 | 4,400円/月 |
抜歯の有無
なし
治療に伴うリスク・副作用
- 歯が動く痛みや矯正器具が当たることによる痛み。
- 歯の神経が死んでしまうことがある。(歯髄壊死)
- 歯の根が短くなることがある。(歯根吸収)
- 歯茎が下がってしまうことがある。(歯肉退縮)
- リテーナーを正しく使用しないと歯並びの後戻りが生じてしまうことがある。(後戻り)
- 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性がある。 その場合、再治療等が必要になることがある。