小児矯正治療
主訴
受け口が気になる
Before

After

Before

After

問題点
今回は、受け口(下顎前突)の症例です。分析すると、上顎骨の成長が少ないことによる受け口だということが分かりましたので、上顎の固定式拡大装置に加えて、上顎骨前方牽引装置(上あごの前方成長を促進させる口腔外装置)を使用していきました。 下顎前突は、あごの成長障害を来たす可能性があるため、早期の改善が望ましいです。小児期の下顎前突症例は、今後、成長期の下あごの成長に注意が必要です。
本症例は小児矯正であり、あごの成長コントロールや不正な習癖除去を主とした治療ですので、噛み合わせがまだ不安定です。そのため、小児矯正を終えた後には成人矯正へ移行してきれいな噛み合わせを作っていきます。
診断名
- 叢生を伴う下顎前突
治療計画
- 上顎骨前方牽引装置
- 固定式拡大装置
- 可撤式拡大装置
治療経過
固定式拡大装置にて上顎骨の側方拡大および上顎骨前方牽引装置にて上顎骨の前方成長促進
Treatment

治療費用
治療費 | 440,000円 |
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処置料 | 4,400円/月 |
抜歯の有無
なし
治療に伴うリスク・副作用
- 歯が動く痛みや矯正器具が当たることによる痛み。
- 歯の神経が死んでしまうことがある。(歯髄壊死)
- 歯の根が短くなることがある。(歯根吸収)
- 歯茎が下がってしまうことがある。(歯肉退縮)
- リテーナーを正しく使用しないと歯並びの後戻りが生じてしまうことがある。(後戻り)
- 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性がある。 その場合、再治療等が必要になることがある。